RWA×NFTの文脈で、いくつかの商談が同時に動きはじめました。そのなかで、RWAとNFTをひもづけるうえでの重要なファクターが、かなりの精度で仕上がりそうな感触があります。杉ちゃんが文字通り走り回って調整して週末に企画書にして、プレゼンにもっていく予定になっている、たぶん。
まだネーミングをつける段階ではないけれど、
「これがあればRWA×NFTは限りなく不正転売やNG行為をなくせる」
そう言い切ってもいいレベルの要素だと思っている。きっと年末年始で、NFT Suite-KAWAUSO - のスライドをアップし、コーポレートサイトもページが追加されると思うので、ご期待ください。
中長期計画のアップデート
ぼくらが進めているシステム投資は、[NFT Drop] を起点に、
- 自社マーケットプレイス
- ウォレット
- トークンマーケティング
という文脈で一本につないでいる。
よくある話だけど、先週まで「これが軸だよね」と話していたものが、ある一言や、ある商談をきっかけに、一気に組み替わる感覚がある。
それにともなって、中長期事業計画書をほぼ毎日のようにアップデートしているし、この先の採用やファシリティについて、杉ちゃんとすり合わせる時間も明らかに増えた。おもえば夏以降この手のディスカッションを毎日おこなっているなぁ
インプットして、脳で消化して、アウトプットするまでの時間が短くなった分、量が増えた、と言ったほうが近いかもしれない。
あるいは、
空に向かってボールを投げて、その落下地点に向かって全速力で走っている感じ。
どこに落ちるかは完全にはわからないけど、いま止まったら間に合わない、という確信だけはある。
「どのくらい自社業務に割いているんですか?」
先日、社外のある人に聞かれた。ぼくが経営コンサルっぽいことや、営業支援を受託していることを知っているかたからかな。
「いま全体業務のなかで、自社にどのくらい時間を割いているんですか?」
とっさに、
「いや、月間でいうと3割くらいですかね」
と、見え見えのウソをついた。実際は、週80時間くらい仕事をしている。そのあいまと、おわったあと明け方近くまで受託している業務をやっている。80時間!っていうと驚かれるんだけど、7日で割れば11時間ちょいなので、ハード−ワーカーの人からみれば「まぁそんなもんじゃない?」って感覚なんじゃないかな。+業務を3時間x7日だと21時間なので、100時間くらいですよ。
これは根性論ではなくて、それくらいやらないと、やりたいことに施策が追いつかないというだけの話だし。肉体的というよりは脳のスイッチ、デフォルトモードネットワーク (DMN)、セントラルエグゼクティブネットワーク (CEN/EN)、そしてセイリエンスネットワーク (SN)の切り替えがせわしないなぁと思っている。
でも今期はまずその稼働量で脳をビジネスに浸しておかないと、スピードも判断精度も上がらない、という自己洗脳でもある。「あ、ヤバいな」ってときは、駅を乗り過ごしたりホームを間違えたりというクセがあるので、こういうときは早めに休むようにしている。セイリエンスネットワーク (SN) が沈黙しているんだろなと思う。
まぁこういうことを数ヶ月続けると、それ以外のことが、少しずつ自分にとってのノイズになりはじめているのも事実。まぁ、変わらず好きな演奏家のリサイタルには行っていますがね。
だからこそ、これからはもっと貪欲に生成AIを使いこなさないといけないな、と強く思っている。
「素直さ」は、いちばん強い才能かもしれない
ぼくは昔から、「素直な人がいちばん伸びる」と思っています。
ここでいう素直さは、自分のやりたいことを滔々と語れることや、やりたくないことを拒否することじゃなくて
- 新しい情報をキャッチアップできる
- 変化を受け入れられる=相手を否定しない
- 昨日の自分の考えを、今日あっさり更新できる
そういう意味での素直さだ。こういうのは20分くらい雑談しているとかなりの角度でわかる。
脳科学的に言えば、シナプス可塑性が高い状態。変化を拒まない脳は、学習が早いんです。こういう人が集まれば学習する組織=ラーニングオーガナイゼーションが実現できる。神経回路のように、ほんとうの意味でナーバス組織ですね。
逆にシナプス可塑性が高くない=あたま硬い状態になるそうです。このシナプスは加齢によって文字通り「硬く」なり、吸収力が落ちていく。「おれらの時代はさ」「昔はね」こうなった瞬間、起業家や経営者としては、もう終わりだと思っている。
いまはサーバントリーダーシップの時代。前に立って引っ張るだけではなく、
適切な言葉と、適切な距離感で、相互にリスペクトを持ちながら事業を進めていく。
採用や組織づくりの話は、このあと、あらためて書くつもり。
体が資本、はいつになっても変わらない
とはいえ、体が資本なのはいくつになっても変わらない。
ジムワークや自宅でのストレッチ、食事と睡眠は、気合ではなくルーティンとして生活リズムに組み込んでいる。
やりたいことが増えれば増えるほど、体調管理は戦術の一部になる。
スタートアップ?ベンチャー?もう一回やるの?
最近、こんなことを聞かれる機会が増えてきた。
- スタートアップなの?
- ベンチャーってこと?
- もう一回、やるんですね
正直なところ、個人的にはそういうラベルはどうでもいい。
大事なのは、
- いま、必要とされているか
- 自分たちが本気で向き合えるか
- ちゃんと社会に価値あるなにか、を届けられるか
それだけだ。
RWA×NFTという領域で、ぼくらはまた一段、深いところに足を踏み入れようとしている。
計画は変わるし、前提も書き換わる。
それでも、
ボールが落ちる地点に向かって、走る速度だけは落としたくない。
そんな感覚のなかで、今日も事業計画を更新している。


