いま着手している資料は、中期事業計画書、5か年損益計画書、資本政策、ピッチ資料、補足説明ドキュメント。さらに企業向けNFT Suite提案書が4社分、NFT Drop × クラチケ計画書。これらを並行して、日常業務もおこなっている。

それぞれ企画・発想・作成・修正があって、締切もある。どうやっても時間が足りないなぁという結論になった。そして出てくる答えはひとつ、力技すぎるけど「労働時間を増やすしかない」ということだ。

労働基準法に定められた労働時間は、原則として1日8時間・週40時間。36協定を結んだ場合でも月間残業は45時間・年360時間が上限。特別な事情があっても「月100時間未満、2〜6ヶ月平均で80時間以内」など制限付きで認められている。けれど、取締役は法律上「労働者」ではなく「使用者」にあたるため、労働時間規制や休日付与の義務はない。勤怠管理も原則不要。

そんなイメージ?

「滝ちゃんって、なんだかんだ休むの嫌がるよね」と言われたのは昨晩のこと。自宅にいても営業進捗のことを考え出すと、なにかに追われている気がしてパソコンを開き、メールの返信を書いて送信タイマーをセットしてしまう。

先週末もそうだった。土曜日はジムに行ったあと、結局深夜3時まで仕事。翌日曜日もほぼ丸一日。完全にワーカーホリックモードに突入しているのはここ1ヶ月自覚している。

とはいえ推しの演奏会に行ったり、能楽にいったり、マンガ読んだり、寝落ちしたりもしているんですけどね。あ、そのまま会社に戻るからいけないのかな。

あとジムに行くのは「体力維持」のためです。もともとダイエットのための有酸素運動をしたいという動機もあるのだけど、ビジネスを立ち上げるのに体力が欠かせない。食事と睡眠と体力は、経営者にとっても健康に欠かせません。

お酒を飲んでいると「人の話ずっと聞いているけど、どんどん元気になるよね」とも言われたのですが、これはきっとジム通いの影響かな。

こんな具合に

いったん決めたのは、平日は18時でまず仕事を切り上げてご飯とジムへいく。そして、21:30から再度仕事に戻り、1:00には就寝。このときは自宅で仕事しているから、スムーズに入眠できるはず。ドーパミン出すぎて興奮状態にならないようにしないと。

これで睡眠6時間は確保できるはず。で、週末も同じペースで回すと、週あたり約82.5時間。月25日で約330時間。日本の平均労働時間(約138時間/月)を240%上回る計算になる。もちろんこれは時給換算なんかしちゃいけない(笑)。

言わないけど、みんな働いている

労働集約産業っぽいんですが、会社を成長させている経営者は驚くほど働いているのも事実です。少なくともぼくは、自分が遊んでスタッフが働いている会社が爆速で成長している例は見たことがない。ウチはちがうぞ、って企業があれば秘訣を教えてほしい。。

誰かがめちゃくちゃ働いて、すごい成長しているとかきくと「体調大丈夫なのかな」と思いつつ、その話がいい刺激になって「負けてらんないな」とおもい自分をブーストする原料になったりもする。勝ち負けじゃないんだけど笑

うちは最少人数。事業を進めるには知恵と時間、そして資本が必要だ。この2ヶ月、杉ちゃんと動いてきて、確かなニーズと爆発力を感じた。だからいまは「量」を追うフェーズに突入したと考えている。

インターネットと生成AIの登場で効率化は一気に進んだ。けれど同時に、やりたいことを徹底的にやれる環境も整ってしまった。仕事が遊びで、遊びが仕事。

自覚しているけど「働き方改革」の波に完全に逆行している。でも、人に強要するつもりはない。ひとまず今期と来期は事業立ち上げと向き合うつもりだ。(事業計画通りに進めば、この+70%くらい時間が必要になるはず。)


さいごに

もちろん、これから仲間になるスタッフには法令遵守を徹底していくつもり。経営陣だけが、あえて「働き方改革に逆行」して経営に没頭している。

ぼくの好きな言葉のひとつに、フランスの作家ジャン・コクトーの「存在することの危うさに最後の最後まで賭けるのだ」という一節がある。NFT事業やスタートアップ経営には、常に失敗や挫折という「危うさ」がつきまとう。けれど、その不安定さを抱えたまま挑み続ける強さとしなやかさを、ぼくらは保持し続けたい。